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決議: 運動憲章草案と次のステップ

From Wikimedia Foundation Governance Wiki
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決議 運動憲章草案と次のステップ フィードバック?
この決議は、2024年7月8日に承認されました。

であるがゆえに、理事会は2020年3月時点でウィキメディア 2030 運動戦略の勧告を原則的に承認しており、意思決定の共通の枠組みを確立するために資する運動憲章の作成という勧告を含んでいます。

であるがゆえに、運動憲章起草委員会は2021年11月に結成され、憲章の起草作業を開始しました。

であるがゆえに、運動の利害関係者によるフィードバックに基づいたコミュニティとの多くの会話とその反復を経て、運動憲章起草委員会は運動憲章の草案を作成し、承認のため2024年6月25日から7月9日までの批准投票期間において個人の貢献者と提携団体およびウィキメディア財団理事会に提出しました。

であるがゆえに、理事会はウィキメディア運動を推進するという運動戦略勧告に沿った精神に従い、この取り組みが行われたと認識します。

であるがゆえに、理事会は憲章草案を検討しコメントし、懸念事項を提起しており、これは2024年2月と2024年5月に公表されたフィードバックにも含めました。

であるがゆえに、2024年6月20日付で、運動憲章起草委員会との理事会連絡担当者は理事会が現在の運動憲章草案を批准しないよう勧告し、その理由は最終文書は以前に提起された問題に十分に対処していない点としました。

であるがゆえに、理事会連絡担当者もまた財団が憲章文最終稿に特定した分野に基づいて、具体的かつ実践的で期限を定めた次のステップ策定を勧告しました。

であるがゆえに、理事会は建設的な前進の道筋を検討するにあたり、運動憲章の見直し段階で他の利害関係者、すなわち個人の貢献者や提携団体を含めて提供されたフィードバックと見解を検討し、考慮しました。

であるがゆえに、ウィキメディア運動がウィキメディアの理想に向けて前進する必要性はますます緊急性を増しており、新たな課題と機会には効率的かつ効果的な意思決定、調整、運用を整える必要があります。

であるがゆえに、この緊急性を鑑み、財団の2024-2025年次計画には運動の組織統治と意思決定に取り組むという言質(commitment)を含んでおり、それには運動憲章草案の批准投票に続く次のステップの実施が含まれます。

であるがゆえに、その発足以来、運動戦略プロセスの目的は、特に複雑な問題を解決する際にウィキメディア運動をより緊密に結束させることであり、また

であるがゆえに、財団は私たちの価値観に従い、ウィキメディア運動の前進に寄与する次のステップを実行する際に、協力的な取り組みを継続し深化させることに尽力します。

以上を受けて、以下の各項を定めます。

決議、ウィキメディア財団理事会は、運動憲章の草案を現在の形では批准しないこと、代替案としてその構成要素の一部を試験的に進めることにに票を投じました。

決議、さらなる要素を特定して実験したりパイロットベースで試したり、あるいはまたウィキメディア運動の他の人々が検討するために提出したりすることができます。

決議、理事会は個人の貢献者や関係者を含む運動の利害関係者からのフィードバックに基づいた共同プロセスの作成と実装によって CEO との協力を特定し、戦略的方向性と運動戦略の勧告事項に沿って、ウィキメディアの使命と運動を推進する運動憲章草案の要素を明確にし試験的に実施するものです。

決議、この作業は、ウィキメディアのプロジェクト群のコミュニティならびに提携団体と共同で設計された一連の実験の形をとり、運動憲章の草案で特定された資源配分や技術進歩およびウィキメディア運動組織の支援に関する以下の提案の実現可能性をテストすることとします。

決議、これらの共同実験の解決策は共同所有を念頭に設計し、ウィキメディア運動全域の能力に基づいて構築するものとします。

決議、これらおよびその他の実験の結果を考慮し、理事会は学びの成果として全体の組織統治構造と変更案を引き続き評価します。

決議、この作業の日程表には準備期間(直ちに開始)、実施期間(2025年1月から2026年12月までとし理事会は継続的に監視する)および理事会が次のステップを決定する評価期間(2027年4月までに完了)を含むものとします。

決議、実験の結果を評価することを目指し、2025 年1月までにより詳細な日程表と成功基準を含めたフレームワーク案を Meta で公開、フィードバックを広く募集する予定です。


票数

承認: Nataliia Tymkiv (Chair), Kathy Collins (Vice Chair), Lorenzo Losa (Vice Chair), Esra'a Al Shafei, Luis Bitenourt-Emilio, Shani Evenstein Sigalov, Victoria Doronina, Dariusz Jemielniak, Raju Narisetti, Rosie Stephenson-Goodknight, Jimmy Wales
Not approve: Mike Peel

参考文献