Archive:Wikimedia Quarto/1/Ja-6

From Wikimedia Foundation Governance Wiki

<a href="/wiki/Wikimedia_Quarto/1/Ja-1" title="はじめに"><img src="/upload/thumb/9/93/40px-Welcome.png" alt="はじめに" /></a>
はじめに

<a href="/wiki/Wikimedia_Quarto/1/Ja-2" title="創設者より"><img src="/upload/thumb/f/f9/40px-Founder.png" alt="創設者より" /></a>
創設者より

<a href="/wiki/Wikimedia_Quarto/1/Ja-3" title="報告"><img src="/upload/thumb/4/45/40px-Reports.png" alt="報告" /></a>
報告

<a href="/wiki/Wikimedia_Quarto/1/Ja-4" title="プロジェクト"><img src="/upload/thumb/8/8c/40px-Projects.png" alt="プロジェクト" /></a>
プロジェクト

<a href="/wiki/Wikimedia_Quarto/1/Ja-5" title="インタビュー"><img src="/upload/thumb/e/e5/40px-Interview2.png" alt="インタビュー" /></a>
インタビュー

<a href="/wiki/Wikimedia_Quarto/1/Ja-6" title="メディア"><img src="/upload/thumb/c/c7/40px-Press2.png" alt="メディア" /></a>
メディア

<a href="/wiki/Wikimedia_Quarto/1/Ja-7" title="国際"><img src="/upload/thumb/d/da/40px-International2.png" alt="国際" /></a>
国際

<a href="/wiki/Wikimedia_Quarto/1/Ja-8" title="あとがき"><img src="/upload/thumb/7/7e/40px-Endnotes2.png" alt="あとがき" /></a>
あとがき

メディアでは

新聞
新聞

このページではあらゆる形態のメディアによるウィキペディアについての評価、良いだの、悪いだの、あるいはどちらでも同じだ、などという声をを概観します。今までのところ、ウィキペディアがメディアの注目を独占していますが、次のニュースレターでは姉妹プロジェクトへの言及も同様に抜粋できるように望みます。

「この星の誰もが、それぞれ人類の知識の総体に自由にアクセスできる世界を想像してください。これこそ、ぼくたちがしていることなのです」 -- ジンボ・ウェールズ、スラッシュドットのインタビューで([1]。和訳[2])。

「もしまだ古いブリタニカが本棚を占領しているなら、もう古本屋に持っていってしまおう。ウィキペディア……学術的で、詳細なこの百科事典では、文献を調べるのに使用料は必要ない。なんといっても、項目は今日性を保つために果てなく更新され、誤りはうれしいことに数分で修正され、堅苦しい先輩と違い、ユーザーであるあなたの専門的知識に敬意を払う」 -- 『タイムズ』(ロンドン)、2004年6月20日

「『ウィキペディア』。この21世紀の百科事典は、無料で、誰もが参加できて、フリーだ。慎ましく、かつ巨大なこのプロジェクトは、めざましく成長を続けている」(SVM & 2)9月号 76-77ページ(フルカラー両面見開き)

「その名はウィキペディア。グーグルのように、世界の驚異の一つ」 -- ジョン・ノートン、『オブザーバー』2004年9月12日

日本語のウェブ世界への大きな貢献に日本広告主協会からWebクリエーション・アウォードを受賞しました
日本語のウェブ世界への大きな貢献に日本広告主協会からWebクリエーション・アウォードを受賞しました

報道の目を通して、ウィキペディアの一年を時系列にまとめました。

- 2003年7月21日 : 「たとえば、Wikipedia.org は、誰にでも驚くほど精確な百科事典を作るための共同作業を許している」 -- デイヴィッド・ワインバーガー、『NPR』
- 2003年10月17日 : 「我々のリファレンスサイトのトップ10に入る」 -- 『デイリー・ミラー』(イギリス)
- 2004年1月29日 : 「デジタル時代の最も魅力ある発展のひとつだ…… 並外れている……」 -- ダン・ギルマー、『サン・ホセ・マーキュリー・ニュース』
- 2月25日 : 「確立した百科事典の質を達成するためには、さらにするべきことが残っている」 -- 『本日の話題』ドイツのテレビニュース、最終版が番組の結びに三分間のセグメントでウィキペディアについて述べる。
- 3月1日 : 「誰もが知っているはずの30のウェブサイトの一つ」 -- 『PCコンピュータ』、スペインの技術情報誌、スペイン語版ウィキペディアに言及して。
- 4月1日 : 「感銘を与えるサイト……考え付くトピックスは全てカバーしている……参考になり信頼できる」 -- 『ガーディアン』(イギリス)
- 4月23日 : 「オンラインで、オフラインでももっとも信頼できて便利な情報源の一つ」 -- 『BBCニュース』
- 6月1日 : 「もっとも素晴らしく面白いウェブサイト」 -- 『アイシー・ウェールズ』, ウェールズの国営サイト
- 6月29日: 「信じがたい……ウェブ掲示板やゲストブック風の落書きやスパムの山ではない。まったく反対だ。このオンラインの参考資料のたくさんの項目は、商業的な事典類と較べても遜色ない」 -- マリオ・ジクストゥス『フランクフルター・ルントシャウ』

- 7月20日 : 「幸運なことに、ウェブを台無しにした同じコミュニティ--つまり我々人間が百科辞典を進化させている。」 -- 『シカゴ・サン=タイムズ』
- 8月11日 : 「もしあなたがインドの村や冬の北カナダの村に住んでいる子供だったら、たぶんときどき、数冊の本があるところへ行くことができた。今では、電話をもっているなら、フリーの百科辞典を手に入れることができる。世界中の知識へのアクセスをもっている」 -- ハワード・ラインゴールド、『MSNBC』のインタビューにて。
- 2004年8月14日: 「トリビアのブロックハウス」 -- アンドレアス・M・ボック、『南ドイツ新聞』
-「ブロックハウスとエンカルタにとっては厳しい戦いになる。フリーのオンライン百科事典ウィキペディアが数週間後に CD-ROM で登場する」-- 『PCヴェルト』2004年9月10日号

もっと最近では、ウィキペディアは天気予報の取材源にさえなりました。

「(ハリケーンの)イワンは、火曜日、メキシコ湾上、ミシシッピ川河口の325マイル南南東にあり、時速10マイルで北北西に進んでいます。www.wikipedia.org によれば、ハリケーンは水曜日早朝にアラバマ海岸に達する模様です」-- ドレ・ジャクソン、「ピオリア・ジャーナル・スター・オンライン」2004年9月15日
私たちへの批判
円状に機銃掃射するの図
円状に機銃掃射するの図

もちろん、ファンばかりというわけではありません。他の百科事典はウィキペディアについて訊ねられると一様に、ウィキペディアには限界がある、と指摘します。「マイクロソフト(の人々)は、フリーのオンラインサイトでは、エンカルタが行っているような安定性と信頼性、ユーザのニーズへの顧慮に応えられないと指摘している。また、エンカルタはウェブのコンテンツもよりも、もっと安全な環境を学生の研究活動に提供しているとも」(シアトル・P-Iリポーター、7月12日)

イギリスの『レジスター』も定期的にウィキペディアを批判しはじめました。ある記者は「ウィキペディアン以外に、高い品質をもった情報のコレクションの幅広い有用性について議論する人を想像するのは難しい」と主張しており、ウィキペディアを「何袋もの塩を取り除けば稀に有用なことがあるオンライン資源」と呼びました(『レジスター』9月15日号、9月7日号、7月14日号)。熱狂的な『レジスター』読者からは何通かの反応がありましたが、ウィキペディアのコミュニティーの孤立した性質についての、中傷的なコラムとして掲載されました。

一方シラキューズの『ポスト=スタンダード』の技術コラムは、ウィキペディアを情報源として信用するなと警告する記事を載せたことで、8月のブログ界からの注意を集めました。多くのサイトが、「テクダート」を取り上げました。「テクダート」筆者は『ポスト=スタンダード』誌記者アル・ファソードゥの記事を取り上げました。「テクダート」の記事の筆者は『ポスト=スタンダード』誌で記事を書いたアル・ファソードゥ記者と電子メールのやり取りを行い、その際、活動の姿勢について批判され、それを侮辱と感じていました。

    『ポスト=スタンダード』の記事は、高校で司書を務めるある女性が投書した、ウィキペディアに対して強く反対しているように見える文章からの引用を中心に展開していました。この投書が引き起こした大騒ぎについて、数人のウィキペディアンが彼女に教えると、彼女はただちに丁寧な手紙を書いて答えました(そして後に手紙を引用する許可をこのニュースレターにくれました):

「最近の『ポスト=スタンダード』のコラム、アル・ファソードゥに最初に送ったものを読み返してみました。顔中に卵を投げつけられるんじゃないかとひやひやしています。私が言おうとしたことは……ウィキペディアが情報源として信頼できない、ということではありませんでした。私が言おうとしたことは、ウェブに関する最も優れたこと(情報とアイディアの共有)は、平均的な中高生にとっては、調べものに使う情報源の確からしさを確かめる際の判断を、より難しくしうる、ということでした」

「この記事がサイトの信頼性についての論争を引き起こしたとすれば、残念です。そういうことを意図したわけではありません。投書では単に問題が起きる場合を例として示しただけです」

本誌もこれに全面的に賛成です。

<< 6 >>